児童労働に取り組む日本のNGOです

ACE (エース)は、子どもや若者が自らの意志で人生や社会を築くことができる世界を目指す、日本生まれの国際協力NGOです。子どもの権利を奪う児童労働問題を解決するために、児童労働をしている子ども・家族への直接支援、企業との協働、政府への政策提言、市民の啓発と参加機会の提供を行っています。

児童労働から子どもを救います
子どもの成長にとって有害な労働から子どもを守るために、現場のことを1番良く知っている現地のNGOとパートナーシップを組んでプロジェクトを実施します。具体的には、子どもが学校に通っていない家を訪問して教育の重要性を親に伝え、家庭が抱える課題解決のために伴走したり、家庭の収入向上のために農業トレーニングを実施したり、困窮家庭には学校に通うための学用品一式を無償支給したりしながら、1年半~3年をかけて、プロジェクト対象地の村の子どもたち全員が危険・有害労働をやめて学校に行けることを目指します。時間はかかりますが、こちらから一方的に「援助」をするのではなく、村の人たち自身の意識や態度を変えることを意識しています。援助の依存を生まず、支援の期間が終わってからもプロジェクトの効果が続くため、地域社会に根付いた持続可能性の高いプロジェクトです。
身近なモノから考え、伝え、変えていきます
あなたが今日着ているTシャツや昨日食べたチョコレートの原材料が、どこで誰によって作られているか知っていますか?もしかしたら、児童労働をしている子どもが作っているのしれません。世界の子どもの10人に1人(1億5200万人)が児童労働をしているといわれており、Tシャツの原料のコットン畑や、チョコレートの原料のカカオ畑でも、多くの子どもが学校に行けず過酷な状況で働いています。児童労働によって成り立っている経済の仕組みに無意識に加担してしまうことのないよう、買い物やビジネスのあり方を通じて児童労働の撤廃・予防をするために、消費者や企業の啓発・協働を行っています。
それぞれの責任・役割を明確にし、対話を通じて協働します
本来、地域に公立学校を建て、適切に運営する責任はその国の政府にあります。そのため私たちは、学校を建てたりモノを支給したりことは極力避け、現地にすでに存在する仕組みをうまく機能させる方法を伝えることを心がけています。例えば学校の教室や先生が足りないといった課題があれば、現地住民と一緒になって現地政府に問題解決を求め、既存の予算やシステムがきちんと機能させるよう働きかけます。そうすることで、支援期間が終わってからも持続可能な形で変化を残すことができます。 また、児童労働は国際的にも禁止されています。政府だけではなく企業にも、下請け、孫請けも含めサプライチェーン全体で児童労働を使わずに予防する行動をとることが求められています。 私たちは政府や企業と共に、対立よりも対話を通じ、互いの強みを活かしながら大きな効果を出すことを目指して協働していきます。目的を共有するNGO・NPOともネットワーク組織を通じて協働し、情報発信力を高め、世論を動かします。

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組織概要
正式名称 特定非営利活動法人ACE
※2010年3月31日に「認定NPO法人」に認定されました
認定NPO法人へのご寄付は 税額控除や寄付金控除の対象になります。
英語表記 Action against Child Exploitation
※「子どもの搾取に反対する行動」という意味
所在地 〒110-0005 東京都台東区上野六丁目1番6号 御徒町グリーンハイツ1005号
※全スタッフ在宅勤務のため、こちらにACEスタッフはおりませんので、訪問はご遠慮ください。
設立/認証年月日 1997年12月1日 設立
2005年8月8日 東京都よりNPO法人の認証を受ける
2010年3月31日 国税庁より認定NPO法人として認定される
2015年1月19日 東京都より認定NPO法人として認定される
>>沿革
所轄庁 東京都
活動内容
受賞歴
組織体制
スタッフ 職員 14名、インターン1名(2020年8月時点)

ACEスタッフ・インターン紹介

会員数

正会員:102人
賛助会員:58名
法人賛助会員:44
社・団体(2020年8月時点)
ACE会員制度について

子どもの権利 サポーター 502名(2020年8月時点)
ACE子どもの権利サポーターについて
役員(2020年度)

岩附 由香 (本名:尾上由香)理事【代表】
小林 裕   理事【副代表】
白木 朋子  理事【事務局長】
新谷 大輔  理事
安永 貴夫  理事
宮本 聡   理事
丹羽 真理  理事
羽生田 慶介 理事
成田 由香子 理事
大石 貴子  監事
矢崎 芽生  監事