2021年は、国連が定めた児童労働撤廃国際年です。

『強制労働の廃絶、現代の奴隷制および人身取引の廃止、子ども兵士の募集と使用を含む最悪な形態の児童労働を禁止及び撤廃するために、緊急かつ効果的な措置を実施する。そして、2025年までにあらゆる形態の児童労働を終わらせる。』というSDGsのターゲット8.7の実現に向け、世界各国でシフトアップが求められる年になります。

世界の子どもの10人に1人が児童労働

児童労働とは、義務教育を妨げる労働や法律で禁止されている18歳未満の危険・有害な労働のことを指します。世界では1億5200 万人が児童労働に従事し、世界の子どもの10人に1人が働いていることになります。
SDGs の目標8「働きがいも経済成長も」のターゲット7に「2025年までにあらゆる形態の児童労働を終わらせる」という目標が盛り込まれました。

このままでは児童労働をなくすことは困難

これまで20年間、児童労働者の人数は少しずつ減ってきていました。このままのペースでも2025年までに児童労働を完全にゼロにするのは難しいと言われていた中、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で人数が増加するのではないかと懸念されています。

「貧しさ」だけが原因ではない
必要なのは私たちのアクションです!

子どもたちが働く理由は「貧しいから」だけではありません。「貧しいから学校へ行けなくてもしかたがない」とか「女の子は教育を受けなくてもよい」という意識や「児童労働なんてなくせるはずがない」といった思いこみが、問題解決を難しくしています。そして、子どもの労働で作られているカカオやコットンは、チョコレートや衣服に生まれ変わり、わたしたちの生活の一部になっています。私たち消費者の「安くモノを買いたい」という要望や、「安くモノを作って販売し、利益を上げたい」という企業の思惑が、子どもという見えない生産者へしわよせとなって、児童労働を生んでいるともいえます。

こうした物やサービスを通して、私たちの生活は児童労働と深く関係しています。逆に言うと、児童労働を無くすためには、私たちのアクションが必要不可欠なのです。児童労働撤廃国際年では、Act、Inspire、Scale upという3つのステップでのアクションを呼び掛けています。個人の方はもちろん、法人としてでも大歓迎です。難しいことではありません。まずは問題を知ることから、始めてみましょう。2021年いっぱい、参加可能な様々なイベントやキャンペーンがあります。このウェブサイトではそれらの情報を随時発信していきます。